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背徳感

突然知らない女から電話がかかってきたときはびっくりした。

「彼女と体が入れ替わった。どうしていいかわからない。」

女の声でそう言ったのだ。

話を聞いていると、声の主は自分は悠太であるという。

そんなこと言われても俺もどうしていいかわからなかった。

「とりあえず俺の家に来い。」

言えるのはそれくらいだった。

というか、タチの悪いイタズラだろう、と、それくらいにしか思っていなかった。

しばらくして俺の家に来た女は確かに悠太の彼女だった。

ありえない話を真剣に話す女。

色々カマをかけてみるが、仕草といい口調といい、どうやら本当に中身は悠太のようだった。

悠太はひどく困惑し、話しているうちに泣きだしてしまった。

以前の彼なら涙を見せることはなかったのに。

俺は普段女の子にするように、抱きしめて落ち着くように促した。

しかし、あろうことか、そのまま良い雰囲気になり、俺は悠太と関係を持ってしまった。

一度きりなら成り行きということで済まされるだろうが、悠太は女としての快感に目覚めてしまったようだった。

それ以来、悠太は彼女の目を盗んでは俺の家に来るようになった。

「ねぇ、しようよ~♪」

a011.jpg

悠太は俺の前では女としてふるまう。

はじめはこの関係に背徳感を感じていた。

だが、悠太はあまりに可愛かった。

俺は彼女を本気で好きになりはじめていた。
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